フォトウェディング和装&洋装体験談〜見学から当日までの準備も

2020年4月フォトウェディングを撮影しました。和装1着、洋装2着(ウェディングドレスとカラードレス)を着用し、ヘアスタイルも2種類。生花ブーケを持ち込んで撮影してきました。フォトスタジオを決めるまでに3社見学に行き、当日までの準備もバタついてしまったので、見学から事前準備、当日の流れまで体験したことをまとめてみます。

フォトウェディングとは?

フォトウェディング

フォトウェディングは、おしゃれなフォトスタジオで洋装(ウェディングドレスやカラードレス)や、和装(白無垢、色打掛)などを着用して、結婚式のような写真を撮影するもの。結婚式をしないカップルが増えていることもあり、人気を集めています。

私も結婚式の予定はなく、でもウェディングドレスは着たい!ということでフォトウェディングのみを行いました。フォトウェディングでは、撮影のために明るいスタジオで、ベストショットを撮れる位置にカメラマンが立ち撮影できるので、結婚式を行う場合でも、よりきれいでおしゃれな写真にこだわるならフォトウェディングも並行して行うと良いと思います。

フォトウェディングのメリット

  • 撮影用の明るいスタジオできれいな写真が撮れる
  • こだわりのショットや、ペット・家族と一緒に撮れる
  • 妊娠中でも撮影しやすい
  • 一生の思い出がきれいに残る

フォトウェディングのデメリット

  • 費用が高い
  • フォトウェディングのみの場合は友人・職場へのお披露目の機会がない

フォトウェディングの費用相場

フォトウェディングは、結婚式ほどではありませんがそれなりに費用がかかります。「1万円程度〜」という広告を見かけることがありますが、そんな価格では満足できるものは撮れません笑

私が見学に行ったり調べたところ、費用相場は次のようなイメージです。衣装をたくさん着るとその分金額が上がっていきます。

  • 1着のみ撮影:15〜20万程度
  • 2着撮影  :20〜25万程度
  • 3着撮影  :30万程度

費用のポイントとなるのは、次の4つのようです。

  • 着用する衣装の数
  • 衣装の質
  • データ数
  • 撮影場所(ロケーションor室内)

フォトウェディング選び方のポイント

白無垢

表記価格に含まれているもの

ネットで価格を調べる際は、安いところに目が行きがちですが、条件をよく見ておいたほうが良いでしょう。安いところは前述の費用のうち、どれかが不十分でオプション料金が上乗せになる場合が多いからです。

特に衣装の質について確認しておいたほうが良いと思います。フォトスタジオによっては基本料金で使用できる衣装が限られており、よりよい衣装を選ぼうとするとグレードアップの費用がかかる場合があるのです。

当然、定額のフォトスタジオに比べて基本料金が安く見えるので、調べているときには目をひくのですが、いざ行ってみるとせっかくの機会なのにこれはないのでは…というような衣装もありました。(色打掛の模様がプリントなど)

撮影スタジオの小物や雰囲気

ハウススタジオ

スタジオにあるものを使って撮影するので、小物や背景のデザインにこだわりがある場合は、事前に確認しておくべきです。見学に行けば見せてくれるので、必ず見ておくのがおすすめです。

ロケーションフォトor屋外撮影の可否

一面の花畑で。みなとみらいで。桜がきれいな名所で。とあこがれのロケーションがある場合もありますよね。ロケーションフォトを撮りたい場合は事前に対応しているかどうか確認しましょう。雨が降ってしまった場合に延期できるのか、延期の費用はかかるのかといったことも併せて確認しておくといいですね。

特定の施設にこだわりがあるわけではないけど、屋外でも撮りたいという場合は、庭付きのハウススタジオを選ぶのもおすすめです。私はおしゃれな撮影ようの庭がついたフォトスタジオを利用しました。

衣装合わせや当日準備、撮影中のゆとり

大手のフォトスタジオに見学に行って感じたのは、時間的なゆとりがないなということでした。衣装合わせは1時間以内。当日の準備は1時間半で。などと細かく時間が決まっており、すぐあとには次のカップルが来るという忙しない雰囲気でした。

1日1組限定で撮影しているフォトスタジオなどもあるので、ゆったりと撮影したい場合はあえて大手どころを外すのもありかもしれません。私はタイムアタックになるのは嫌だったので、1組限定、私達だけのスタジオで撮影してもらいました。

予約完了〜当日までの準備

フォトスタジオの情報は豊富なものの、予約してから当日までの準備についての情報が少なかったのでここにまとめておきます。準備が必要なものは次の通りです。不要なものはカットしても問題ないのですが、ギリギリに気づいても手遅れなものもあるので、ぜひ一度チェックしておいてくださいね。

  1. 衣装合わせ(フォトスタジオにて)
  2. ブライダルエステ
  3. 生花ブーケ
  4. ヘアスタイル
  5. ネイル
  6. シェービング
  7. 下着等の準備
  8. 持ち込む小物の準備
  9. 旦那さんのヘアスタイル
  10. 家族の衣装(一緒に撮影する場合)

1、衣装合わせ(フォトスタジオにて)

紫のカラードレス

予約した時点で日程を調整するので衣装合わせ自体は大きな問題はないのですが、衣装合わせは早めに行ったほうが良いと思います。

なぜなら、衣装に併せてヘアスタイルやブーケなどのスタイルが決まってくるためです。私は当初の予定では衣装合わせが撮影日の直前だったのですが、衣装が決まってからではブーケの注文が間に合わず、結局衣装合わせの日程を前倒すことになりました。

2、ブライダルエステ

せっかくの思い出。少しでもきれいに写りたい!というのであればブライダルエステは行っておきたいですよね。複数回に渡って施術するものが多く、数ヶ月かかる場合も。フォトウェディングを検討し始めた頃から通い始めてもいいかもしれません。

3、生花ブーケ

フォトスタジオで造花のブーケを借してくれるので、こだわらないのであれば不要です。ただ生花のほうが色合いもよく、自分だけのオリジナルのブーケになるので、余裕があれば用意するとかわいいです。

旦那さま用のブートニア、髪飾りも併せて生花で作ってもらうこともできます。

生花のブートニア

ウェディングブーケの専門店では1ヶ月以上前から打ち合わせを進め、費用は3万円〜というのが多いようです。私は時間がなかったことと、お花にはあまり詳しくなかったので、Instagramで衣装に合いそうなブーケの写真を探して、近所のお花屋さんに相談して作ってもらいました。

イメージに近いブーケの写真と、衣装合わせのときに撮影しておいたドレスの写真を印刷して持っていくといいです。

4、ヘアスタイル

生花の髪飾り

ヘアメイクさんに完全にお任せすることもできますが、こちらもイメージの写真を共有しておくと確実です。髪飾りを用意する場合は併せて伝えておくと良いでしょう。

生花のブーケと同じ花で髪飾りをつくってもらいました。

5、ネイル

衣装、ブーケに併せて準備を。直前に行こうと思ったら予約が取れない…なんてことがないよう確実に予約しておきましょう。

6、シェービング

写真のみの場合は、明るく光を当てることもあって、背中や腕の産毛はそれほど気にならないと言われますが、事前にシェービングしておくと肌の色がワントーン明るく見えます。

シェービング直後は痒みが出たり、赤くなったりする場合があるので、撮影の2〜3日前がおすすめです。

7、下着等の準備

フォトスタジオから案内がありますが、一部自分で準備が必要な下着もあります。タキシードに合わせる明るいグレーの靴下など、買い物に行かなければ行けないものもあるので、予めの準備が欠かせません。

8、持ち込む小物の準備

エンゲージリング

私は結婚指輪をきれいに拭きました。二人の思い出のものや、好きなものなど持ち込む場合は準備しておきましょう。

9、旦那さんのヘアスタイル

旦那さんのヘアメイクがオプションというフォトスタジオもありました。さすがにいつも通りというのも寂しいので、自分で行う場合は何度か練習しておくと安心です。

10、家族の衣装(一緒に撮影する場合)

家族も一緒に撮影するなら、ドレスに合うきれいめな衣装を用意してもらいましょう。自分の準備に気を取られがちですが、事前に伝えておきたいですね。

撮影当日の流れ

撮影当日は次のようなスケジュールでした。すごく楽しいのですが、疲れます笑

  • 7:30 ヘアメイク開始&小物の撮影
  • 9:00 ブーケ到着
  • 9:30 撮影開始(1着目和装)
  • 10:30 着替え&2着目撮影開始(ウェディングドレス)
  • 11:30 お昼休憩
  • 12:00 着替え&ヘアメイク
  • 12:30 3着目撮影開始(カラードレス)
  • 14:00 撮影終了
  • 14:30 写真選定
  • 15:30 終了

感想と良かったところ

当初の予定では、地元から両家の両親が集まる予定でしたが、コロナウイルスの感染が拡大していることもあり諦め、2人だけでの撮影となってしまいました。せっかくの機会なのでぜひ参加してもらいたかったのですが、結果撮影自体はとても楽しく、写真も満足できる内容に仕上がったので、撮影してよかったなと思っています。

庭付きハウススタジオ

今回、利用したフォトスタジオ(サロン・ド・パルール)に決めたのは、自然光がたくさん入るおしゃれな庭付きのハウススタジオだったからです。海外から取り寄せたものもあるというドアやガラス、壁などがおしゃれで、遠方まで出向いたような写真が撮れました!

ロケーションフォトも候補にはあったのですが、特に思い入れのある施設がなかったのでおしゃれなところが良いなと思い決めました。当日の天候に合わせて撮影内容を調整できるのもメリットだと思います。当日は、ギリギリ雨は降らず、撮影中は曇っていたのでついていました。

ドレス2着+色打掛の3着に大満足

色打掛

契約の際に悩んだのが衣装の数です。価格表を見ると控えめにしたくなるのですが、せっかくなので欲張りウェディングドレス、カラードレス、色打掛の3着を着用しました。

それぞれ魅力があって、写真の雰囲気も変わるので思い切ってよかったなと思っています。試着の際はウェディングドレスの中でも何着も着たくなってしまうので、相談できる人と一緒に行くと良いかもしれません。的確な意見をくれる旦那さんなら安心ですが、全部「かわいいよ」では決まりませんので。

生花ブーケがかわいい

生花のブーケ

生花ブーケを用意したのは大正解だったと思っています。フォトスタジオの造花ブーケも可愛かったのですが、やはり自分でこだわって準備したことと、オリジナルということでテンションが上りました。

ドレスを決めたあと、ウェディングドレスにもカラードレスにも合う色合いのブーケのイメージを探し、お花屋さんに持ち込んだので期待以上のものに仕上がりました。

季節によって流通している花が違うので、好みの花がある方はシーズンを確認しておくと良いでしょう。

カラードレスのヘアスタイル変更でイメージチェンジ

ヘアスタイル

ヘアスタイル変更はオプション料金が必要でしたが、3着あるということでカラードレスだけヘアスタイルを変更しました。

和装やウェディングドレスは堅めの髪型にしていたので、少しカジュアルなものに変え、ブーケと一緒に作ってもらった髪飾りを使うことで可愛らしく仕上がり大満足でした。

1組だけでゆっくり落ち着いて

この日の撮影は、私達だけだったので個人のスマホで撮影したり、Goproでタイムラプスを作成したりと、自由に落ち着いて過ごすことができました。見つめ合ったり、鼻をくっつけたりと少し恥ずかしい場面もひと目が気にならずに撮影できました。

こだわりポイントは、それぞれ異なるとは思いますがここだけはというところにこだわると満足度が高まるかもしれませんね。