アンコール国立博物館で歴史を理解!日本語音声ガイドが助かる

アンコールワットをはじめとするアンコール遺跡群は非常に数が多く歴史も複雑です。有名どころを巡る方が多いと思いますが、短い日程で巡っているとよく分からなくなってきてしまうのです。そんな時にありがたいのがアンコール国立博物館。比較的涼しい屋内でアンコール遺跡について学ぶことができますよ。

入場料と音声ガイドの料金

アンコール国立博物館の入場料は12ドル。日本語音声ガイドの料金は5ドルです。音声ガイドはスマホのような端末にヘッドホンをさして使用します。

展示に番号がついているので、その番号に従って解説を聞いていきます。展示には現地語と英語の表記しかなく、しかも非常にシンプルなので音声ガイドがあった方が良いでしょう。

撮影禁止!荷物は受付で預ける

アンコール国立博物館の中は展示室と展示室をつなぐ廊下を除いて、撮影ができません。飲食も禁止されているので貴重品を除いた荷物は受付で預けます。カバンなどに入った大きな荷物はそのまま預けられ、小さな荷物はその場で受け取る巾着袋に入れて預けます。

アンコール国立博物館の3つの魅力

①繊細な彫刻が間近で見られる

アンコール遺跡群の魅力といえば繊細な彫刻です。繊細な彫刻を施すために遺跡の内部は火山岩が、表面には砂岩が使用されています。

実際に実際に出向いて、彫刻を楽しむのもいいですが、光が反射して見づらかったり、距離があったりとなかなか細かいところまでは見きれないという場合もあります。博物館の中では直接触ることはできないもののすぐ間近で繊細な彫刻を味わうことができますよ。

②ヒンドゥー教遺跡と仏教遺跡の違いを理解できる

アンコール遺跡群は14世紀を中心に栄えたものですが、その時期によって信仰する宗教がヒンドゥー教と仏教で違います。当然この違いは遺跡にも表れており、施される彫刻や、建物の作りに違いがあります。

いくつも遺跡を巡っていると作られた順番に遺跡を巡ることは少ないでしょうし、なかなかその違いを正しく理解することは難しいのです。博物館では時代に沿って展示されているのでその違いを理解しやすく、アンコール遺跡群の理解に役立ちます。

③屋内である!

シェムリアップを訪れたのは7月でした。この時期は非常に暑くしかも雨季の始まりです。案内してくれたガイドによれば、午前中は遺跡を観光し、午後は博物館を訪れるというのが理想のプランだと言います。なぜなら暑すぎるから。

シェムリアップには遺跡がたくさんありますが、屋内で観光できる場所はそう多くはないので、遺跡の歴史を理解できてしかも室内である博物館は活用しやすい魅力的な観光スポットになりますよ。

蓮の花

アンコール遺跡を訪れる前から、詳しく知っているっていう方は少ないのではないでしょうか。と言いつつも日本で勉強してから出発するというのもなかなかできないものですよね。現地にある博物館を活用して楽しく学びつつ観光するのもおすすめです。ぜひ訪れてみてくださいね。