子育て家庭の図書館活用術

一度足が遠のいてしまうと、なかなか利用する機会が少ない図書館ですが、うまく活用すればとても魅力的な場所です。特に子育て家庭では、子どもの興味を広げ、読書好きへ育てるきっかけとして活用できるように感じています。今回は子育て家庭の図書館の活用術をまとめてみました。

図書館の魅力

まずは図書館の魅力を考えてみます。

本、雑誌、CDすべてが無料で借りられる

言うまでもなく、公営図書館に所蔵されている本やCD、雑誌などは全て無料で借りることができます。成長や子どもの好奇心に伴って適切な内容が変わっていく絵本や、多くの場合は一度読めば当分読み直すことのない小説などは図書館を活用できると費用を抑えられます。

たくさんの本を手に取って見られる

図書館の書棚にある絵本や図鑑などは全てその場でじっくり読むことができます。選書の経験が浅い子どもが自由に内容を確認して借りる本を選ぶことができるのは大きなメリットです。書店でも同様のことができますが、あくまで売り物。当然取り扱いにも特に注意が必要になりますので、その場で読むことを前提としている図書館のほうが、子どもに口うるさく言うことなく本を楽しめていいなと感じています。

自宅での本の管理が楽

自宅に広いスペースがあるならば、もちろん多くの本を保管したいものですが、実際のところはそうはいかないご家庭が多いのではないでしょうか。我が家も限られたスペースに収納することになるので、無尽蔵に本が増えていくのは困ります。図書館の本であれば、借りて返すを繰り返すので自宅に所蔵スペースが不要です。本当にお気に入りの本だけ購入すれば管理しやすくなります。

図書館の活用術

ここからは、図書館の活用術をご紹介します。

ネット予約をフル活用

すでに読みたい本が決まっているのなら、利用者向けのネット予約サービスの利用がおすすめです。人気の本になると順番がくるまでに時間がかかってしまうこともありますが、いずれ読めれば良いかなという本であれば、特に不便はしません。忘れた頃に通知が来るのでちょっとした贈り物が届くような体験ができて、結構気に入っています。

子どもの興味を引き出す本との出会いの場

保育園で体験したこと、テレビで見たもの、旅先で見つけたものなど、子どもの興味は些細なきっかけから広がっていくことを実感しています。興味が湧いた時に、さらに興味や知識を広げてあげられると楽しい学びを得られるのではないかなと考えています。

よく話題に上るようになった対象にまつわる本を探したり、たまたま手に取った本が新たな興味のきっかけになったり、子どもの世界を広げる場として図書館が活用できます。

司書さんに聞いてみる

「どんな本を借りる?」と聞くと、「ふみきりの本!」と言われたことがありました。踏切の絵本てなかなか見つからないんですよね。そんな時は司書さんに聞いてみるとうまく見つけてもらえます。人に頼る経験にもなるので良いかなと思っています。

英語絵本に触れる第一歩にも

英語の絵本もある程度の数が用意されている図書館が多いのではないでしょうか。早めの段階から少し触れておくと、本格的な学習が始まった時の抵抗感が少ないかと思いますので、たまに借りるようにしています。

紙芝居、大型絵本も魅力

紙芝居や大型絵本を自宅用に購入する方は少ないことと思いますが、絵本よりも大きい分、迫力を感じられて面白いですよね。図書館では紙芝居や大型絵本も借りられるのでぜひ読んでみてくださいね。

おわりに

図書館の魅力と活用術についてまとめました。ご自宅の近くに図書館がある方はぜひ活用してみてくださいね。我が家は現居から徒歩10分程度のところに図書館があり、とても充実した生活を送っているので、引っ越し先も近くに図書館があるところを選ぶほど気に入っています。