多摩動物公園はとても広いので3歳と0歳を連れて行くのはなかなか大変なのですが、見どころもたくさんあります。園内を無料で走るシャトルバスも活用しつつ、ライオンバスやタスマニアデビルも楽しめるおすすめルートをご紹介します。
多摩動物公園とは?
多摩動物公園は広大な敷地に、約300種の動物が飼育されています。園内はアジア園、オーストラリア園、アフリカ園、昆虫園に分かれていて、ゾウやキリンはもちろん、コアラやマレーバク、カンガルーなどにも会えます。
おすすめはライオンをすぐそばで見られるライオンバスや、蝶が飛び交う昆虫館。閉園1時間ほど前から、動物が撤収し始めるのでいろんな動物を見たい方は早めに到着できるようにするのがおすすめです。
多摩動物公園にしかいない動物
多摩動物公園にはオーストラリアからやってきた「タスマニアデビル」がいます。タスマニアデビルは絶滅危惧種の肉食性有袋類で、黒い体が特徴です。お土産ショップではタスマニアデビルのぬいぐるみも販売されています。
その他、「シフゾウ」や「ユキヒョウ」「ゴールデンターキン」なども多摩動物公園で見られる希少な動物です。
ライオンバス
ライオンバスは、ライオンの飼育場の中を走り、目の前でライオンの様子が見られます。バスの窓枠に生肉が取り付けられていて、運が良いとその肉をライオンが食べに来てくれます。数回乗車しましたが、何度かベロンと肉を食べる様子を見ることができました。
入場料とは別にライオンバスの料金がかかります。チケットの購入は、アフリカ園にあるライオンバス乗り場のあたりでできます。入園後、右手側に長く続く坂を越えると辿り着きます。混雑する日には、午前中のうちにチケットの販売が終わってしまうこともあるので、ライオンバスに乗りたい場合は早めにチケットを買っておくのがおすすめです。
ライオンバスの料金
大人(高校生以上~64歳) | 500円 |
子供(3歳~中学生) | 150円 |
65歳以上 | 150円 |
0歳~2歳 | 無料 |
昆虫館
昆虫館ではハキリアリやグローワームなど外国産の珍しい昆虫が展示されています。虫に強い関心があるわけではありませんが、どちらも見られてよかったなと思いました。
また、昆虫生態園は散策できるようになっており、色とりどりのチョウが舞っています。
シャトルバス
多摩動物公園は約60haと、非常に広大で起伏も激しいので1日で全て見て歩くのは大変です。シャトルバスを活用してうまく休憩できると、観覧しやすくなるのでおすすめです。
シャトルバスは、入園ゲートの少し奥から出発し、「インドサイ」の前、「ボルネオオラウータン」の前と登っていき、「モウコノウマ」の前にくだって、入園ゲートの方に戻ります。多摩動物公園全体を楽しみたいのなら、「ボルネオオラウータン」の前までシャトルバスで行き、くだりながら見たい動物の方に向かうと多くの動物が見られます。
おすすめコース
多摩動物公園のおすすめコースをいくつかご紹介します。1度ですべての動物を見るのはなかなか厳しいかなと思いますので、絶対に見たい動物を決めていくのが良いかもしれませんね。
1、ライオンバス優先コース
入園後とにかくアフリカ園へ行きます。ライオンバスのチケットを買い、時間になるまでアフリカ園のゾウやフラミンゴを見て、サバンナキッチンで昼食。ライオンバスにも乗ったら、それからオーストラリア園に向かったり、昆虫館を見にいくのがおすすめです。
昼過ぎまでアフリカ園に滞在するので、全ては回れませんが、ゆったり過ごせます。
2、手軽さ優先コース
入園したらまずシャトルバスに乗って、「ボルネオオラウータン」の前まで行ってしまいます。そこからゆったり下りながら入園ゲートに向かいます。距離はありますが、下りなので比較的楽ちん。動物も多いので動物園に来たなという満足感が得られるコースです。
3、園内全ての動物に挑むコース
多摩動物公園が公表しているおすすめコースがあります。およそ7キロ、歩き時間だけで2時間半かかるそうですが、1度に全て見たい!という方はぜひ挑戦してみてくださいね。
昆虫館→アフリカ園→オーストラリア園→ウォーキングバード→アジア園
という流れです。
こちらにまとめられています→多摩動物公園おすすめコースNO.5
多摩動物公園を楽しむコツ
多摩動物公園を楽しむコツをいくつかご紹介します。
貸し出しベビーカーはなくなる
多摩動物公園では1台500円でベビーカーを借りることができます。リクライニング機能付のB型ベビーカーで、対象年齢は生後7ヵ月〜4歳児(体重18kg)くらいまで。しっかりお座りできる子どもが対象です。坂がキツいので、自分で歩ける子でも、お昼寝や疲れてしまった時のために1台あると安心です。
過ごしやすい季節の休日には、すべて貸し出されてしまい、借りれないということがあります。混みそうな日にゆっくり出かけるのであれば、借りられない可能性も考えてベビーカーを持参するのが安心です。
また、後述しますが駐車場から多摩動物公園までも少々距離がありますので、その点もご考慮いただくと良いかと思います。
授乳室は4箇所。コアラ下売店休憩所と昆虫園がおすすめ
多摩動物公園内の授乳室は、下記の4箇所にあります。
- ウォッチングセンター
- 昆虫園本館
- コアラ下売店休憩所内
- アフリカ園無料休憩所内
コアラ下売店休憩所内と昆虫園本館は、数が多いので混んでいる日でもすぐに利用できる場合がほとんどです。またどちらも清潔感があり、気持ちよく使えます。
ウォッチングセンターは便利な位置にありますが、2つしかなく、また少々臭いが気になる場合があります。アフリカ園無料休憩所内は2つしかなく、レストランの中にあるので長い時間待つことが多いように思います。
駐車場は有料
多摩動物公園には専用駐車場がなく、周辺駐車場を利用することになります。近隣駐車場の金額は、ざっくり言うと多摩動物公園に近いほど高く、混雑している日ほど高く設定されます。コインパーキングやゲート付きの駐車場は少なく、駐車場のオーナーが手書きの看板や旗を持って誘導しています。料金は日によって違いますが、500円〜2000円程度。週末の朝に利用すると1000円前後に設定されていることが多い印象です。
具体的な駐車場については下記にまとめていますので、よろしければご覧ください。