実家が北海道なので、毎年年末年始などに帰省しています。しかし年末年始などの大型連休となると普段LCCで安くいける北海道でも割と高額になっていまします。そのため、最近は大洗から苫小牧までのフェリーで帰省することが多いのですが、果たして飛行機に乗らずに北海道まで安く帰る方法はないかと模索した結果をメモがてら記載いたします。
※以下に記載するルートとしては、JR東京駅からJR札幌駅までの交通手段として記載します。
※年末年始での金額とします。大型連休以外では基本的に金額面でも時間面でもLCCが圧勝かと思われます。
ルート1|商船三井フェリー使用(パシフィック・ストーリー(東京・札幌連絡きっぷ))
- 乗り換え:東京駅→(水戸駅)→大洗港→苫小牧港→札幌駅
- 所要時間:24時間48分
- 金額:16330円
※詳細な乗り換えルートについては公式サイト参照
飛行機を使わないとした場合、このルートが一番現実的かと思います。所要時間は長いですが、フェリー内で宿泊するため、意外と楽に帰れます。2018年からは東京駅から大洗港への直行高速バスも最近できたため、さらに快適となりました。
また2017年頃にフェリーが新造船となったことで、かなり船が綺麗です。このルートは5回くらい使用したことがありますが、本当におすすめです。デメリットとしては、船が揺れることがあるので酔いやすい方にはおすすめできないのと、移動時間が丸々1泊2日になってしまうことでしょうか。
詳しくは こちらのサイトの記載をご確認ください。
ルート2|新日本海フェリー使用
- 乗り換え:東京駅→新潟駅→新潟フェリーターミナル→小樽フェリーターミナル→小樽駅→札幌駅
- 所要時間:23時間47分
- 金額:17580円(+タクシー)※計算式:新幹線10050円+路線バス210円+フェリー6680円+(タクシー850円)+JR在来線640円
新潟経由の新日本海フェリーに乗船するパターンです。ルート①は昼過ぎ出発で翌日夕方着ですが、こちらは翌日の早朝に到着するため時間の有効活用ができるかと思います。
フェリー料金も年末年始にも関わらず閑散期の価格で移動できることがメリットですね。また商船三井フェリーと違って2段ベット部屋に最安値で乗船可能なのも大きなメリットです。
デメリットとしては小樽港から駅までの移動手段が徒歩かタクシーになる点です。早朝で寒いと思いますのでタクシー料金も安いですし、タクシー移動がおすすめですが歩けないことはないです。
実際に利用した際のルート
07:48 東京発 新幹線Maxとき305号乗車
09:56 新潟駅着
10:15 新潟駅発 路線バス(新潟駅前万代口より北葉町行き(新日本海フェリー経由))
10:30 新潟フェリーターミナル着
12:00 新潟フェリーターミナル発 フェリー泊
04:30 小樽フェリーターミナル着
ゆっくり下船使用(6:00までフェリー内滞在可能、手続き必要)
06:00 下船
徒歩orタクシーで小樽築港or南小樽駅or小樽駅移動
06:39 小樽駅発 JR在来線
07:25 札幌駅着
ルート3|JR北海道&東日本パス(最安在来線ルート)
- 乗り換え:東京駅から札幌駅までひたすら在来線乗り継ぎ
- 所要時間:40時間くらい?
- 金額:10850円(7日以内なら往復可能)+新幹線指定席3930円(片道)+ホテル代5000円程度
あまりにも無謀なルートなため詳細は調べていませんが、可能です。JR北海道&東日本パスを10850円で購入すると、東日本と北海道の在来線が乗り放題となります。
青春18きっぷの旅とかが好きな人であればおすすめ。現在は東京駅から札幌駅まで必ずどこか一泊の必要があるため、実際はホテル代が別途かかります。
青森から函館までフェリー泊にしてさらに宿泊代と新幹線指定席代をケチるという裏技もあったりします。一度このルートも試してみたいとは考えているので、その時は詳細を記事に書く予定です。
詳しくはこちらのサイトの記載をご確認ください。
ルート4|新幹線+特急スーパー北斗ルート
- 乗り換え:東京駅→新函館北斗→札幌
- 所要時間:8時間21分(8時間以下の乗り換えも時間帯によっては可能)
- 金額:26760円
金額としては高くなりますが、意外と楽かもしれません。乗り換えも1回ですみますし、時間はかかりますが飛行機も空港までの移動や乗るまでの時間など考慮するとこのルートを選択するメリットもあるかと思います。
いつもLCCなどの飛行機代がこの金額を下回ってしまうため使ったことはありません。(正確には一度だけ台風の影響で飛行機が欠航になってしまったため、使ったことはありますが北海道新幹線開通前だったので函館青森で乗り換えがあり、少し不便でした)
その他のルート
仙台からフェリーに乗船するパターンや、八戸からフェリーに乗船するパターン、青森まで高速バスまで移動してそこからフェリーに乗船し、再び高速バスか特急スーパー北斗に乗るパターンなども考慮しましたが、どれも他のルートに対してメリットが薄かったため、ここでは記載しません。興味のある方は調べてみると面白いかもしれません。
いかがでしたでしょうか?個人的にはやはりルート1が一番おすすめです。